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【情シス担当者必見】もう一人で悩まない!Microsoft 365 で「手が回らない」IT課題を解決するヒント

  • 執筆者の写真: Yuji Horimoto
    Yuji Horimoto
  • 4月22日
  • 読了時間: 7分

時間も知識も足りず、IT課題が山積みで手が回らない状況は、多くのIT担当者の悩みですね。しかし、Microsoft 365 を活用すれば、これらの課題を解決できるはずです。本ガイドは、ITスキルに自信がない方でも、Microsoft 365 の機能を活用して日々の「困った」を解消し、その効果を経営層に分かりやすく伝えるためのヒント集です。


現代のビジネス環境では、効率的な業務運営と効果的なコミュニケーションが成功の鍵となります。特に中小企業にとって、限られたリソースで最大の成果を上げるためには、適切なツールの導入が不可欠です。Microsoft 365 は、その多機能性と柔軟性で多くの企業に選ばれているクラウドベースのサービスです。


本ガイドでは、Microsoft 365 をご利用の、本業を持ちながらIT担当を兼任されている皆様に向けて、日々の「手が回らない」IT課題を解決するためのヒントをご紹介します。



「手が回らない」IT課題、Microsoft 365 ならこう解決できる

 

日々の業務で直面する「手が回らない」IT課題と、Microsoft 365 がどのように役立つのかを具体的に解説します。


  • ファイル管理が煩雑で、どこに何があるか分からない…

    • Microsoft 365 の活用: OneDrive for Business や SharePoint Online を活用すれば、ファイルが一元管理され、どこからでもアクセス可能に。バージョン管理も簡単で、ファイルを探すムダな時間を大幅に削減できます。

    • 提案ポイント: 「ファイル管理をクラウドに移行することで、探し物の時間を減らし、業務効率を向上できます。また、情報共有もスムーズになり、チーム全体の生産性アップに繋がります。」

  • 社内連絡がメールばかりで、情報が埋もれてしまう…

    • Microsoft 365 の活用: Microsoft Teams を導入すれば、チャット、Web会議、ファイル共有が一箇所で完結。部署やプロジェクトごとのチャンネルで情報が整理され、必要な情報を見つけやすくなります。

    • 提案ポイント: 「Teams を活用することで、リアルタイムな情報共有と迅速な意思決定が可能になります。メールの煩雑さから解放され、コミュニケーション効率が向上します。」

  • 基本的なセキュリティ対策はしたいけど、何から始めればいいか分からない…

    • Microsoft 365 の活用: スパムおよびマルウェアの自動フィルタリング機能でメールのセキュリティを強化し、スパムやマルウェアから保護します。また、Azure Active Directory Basic による多要素認証(MFA)も利用でき、不正アクセスを防止できます。

    • 提案ポイント: 「Microsoft 365 には、メールのセキュリティ機能や多要素認証(パスワードに加えて、携帯電話のコードなどを入力する認証方式)が含まれており、基本的なセキュリティ対策を始めることができます。これにより、情報漏洩のリスクを低減できます。」

  • 新しいソフトウェアを導入したいけど、費用も手間もかかる…

    • Microsoft 365 の活用: Microsoft 365 には、Lists、Power Automate、Power Apps といったアプリ開発ツールが含まれています。これらを活用すれば、コストをかけずに自社のニーズに合わせたアプリケーションを開発できます。

    • 提案ポイント: Microsoft 365 のアプリ開発ツールを使えば、個別のソフトウェア購入に比べてコストを抑えられ、導入の手間も大幅に軽減できます。必要な機能を自社で開発できるため、ビジネスニーズに合ったアプリを低コストで実現できるのが大きなメリットです。」

(補足)

Lists は、Excel のようなスプレッドシート感覚で、データを管理・共有できるツールです。Power Automate では、業務プロセスの自動化が簡単に行えます。また、Power Apps を使えば、コーディングスキルがなくても、ビジュアルな操作で業務アプリを開発できます。

これらのツールを活用することで、ソフトウェア導入に伴う費用と手間を抑えつつ、自社のニーズに合わせたアプリケーションを構築できます。Microsoft 365 の強力な機能を最大限に活用して、業務の効率化と生産性の向上を実現しましょう。


Microsoft 365 導入・活用をスムーズに進めるためのステップ

 

ITスキルに自信がない方でも、段階的に Microsoft 365 の導入・活用を進められるように、具体的なステップを解説します。


  1. まずは「できること」から始める: 最初から全ての機能を使いこなそうとせず、まずはファイル共有やコミュニケーションなど、日常業務で困っていることから Teams や OneDrive を試してみましょう。

  2. 簡単なオンライン学習を活用する: Microsoft が提供している無料のトレーニング資料や動画を活用すれば、基礎的な使い方を無理なく学ぶことができます。特に、各アプリケーションの基本的な操作方法から始めましょう。

  3. 社内の「詳しい人」に頼ってみる: もし社内に詳しい人がいれば、積極的に質問してみましょう。意外な活用方法を知っているかもしれません。

  4. 外部のサポートも検討する: どうしても困った場合は、Microsoft のサポートや、中小企業向けのITサポートサービスを利用することも有効な手段です。

  5. 成功事例を参考に、少しずつステップアップ: 他の中小企業がどのように Microsoft 365 を活用して課題を解決しているのかを調べ、自社に取り入れられそうなアイデアを試してみましょう。



経営層に「効果」を伝えるための3つのポイント

 

Microsoft 365 の導入・活用によって得られた効果を、経営層に分かりやすく伝えるためのポイントを紹介します。


  1. 具体的な数字で示す: 「ファイルを探す時間が〇〇%削減できた」「会議時間が〇〇分短縮できた」など、具体的な数字を用いて効果を説明しましょう。

  2. 業務改善のストーリーで語る: 「Teams を導入したことで、部署間の情報共有がスムーズになり、プロジェクトの遅延がなくなった」のように、導入前後の変化をストーリーとして伝えることで、経営層は効果をイメージしやすくなります。

  3. 専門用語は使わない: 経営層はITの専門家ではありません。「クラウド」「SaaS」「多要素認証」といった専門用語は避け、分かりやすい言葉で説明しましょう。例えば、「多要素認証は、パスワードだけでなく、もう一つの認証方法を追加することで、不正ログインを防ぐ仕組みです」のように説明を加える工夫も有効です。



導入済みだけど活用できていない? まずはここから見直そう

 

すでに Microsoft 365 を導入しているのに、あまり活用できていないと感じている場合、以下の点を見直してみましょう。


  • 何のために導入したのか、目的を再確認する: 導入時の目的が曖昧だったり、時間が経つにつれて忘れられている可能性があります。改めて、Microsoft 365 で何を解決したかったのかを明確にしましょう。

  • 基本的な機能から改めて見直す: OneDrive でのファイル共有、Teams でのチャットなど、基本的な機能を改めて見直し、使いこなせているか確認しましょう。意外と便利な機能を見落としているかもしれません。

  • 社内での情報共有と意見交換を促進する: Microsoft 365 の活用方法について、従業員間で情報共有や意見交換を行う場を設けることで、新たな活用方法が見つかることがあります。

  • Microsoft の無料トレーニングを再度活用する: 時間が経つと、新しい機能が追加されていることもあります。定期的に Microsoft のトレーニング資料を見直すことで、最新の活用方法を学ぶことができます。特に、Microsoft 365 で利用できる機能に焦点を当てて学習しましょう。



まとめ:Microsoft 365 は、あなたの強い味方です

 

Microsoft 365 は、ITスキルに自信がない兼任IT担当者の皆様にとって、日々の「手が回らない」IT課題を解決し、業務効率化と基本的なセキュリティ対策を実現するための強力な味方です。焦らず、できることから一歩ずつ活用を始め、その効果を経営層にしっかりと伝えることで、社内のIT環境改善に貢献できるはずです。


次回予告: 今後のブログでは、OneDrive for Business を使った安全なファイル共有と共同作業の具体的な方法、Teams を使ったコミュニケーション効率化のヒントなど、明日からすぐに実践できる Microsoft 365 の活用術を解説します。ぜひご期待ください。

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